Closed Season( 2017-2018 )

梅雨の晴れ間、サクッと_林道に( 6月初頭の内容です )。

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ゲート前、昨年の晩秋以来。そう、この林道を訪れるということは、山岳系パスハンティングはオフシーズン確定。

古道に廃道などヤブと担ぎのルートファインディングはもうつらい、あぶない。また来期。晩秋、10月末ころまで休止。

徒歩の低山バリはもう少し行けるのだが、いずれにしても盛夏は低山そのものがオフシーズン。

ところで前にも説明したが、このゲート手前が難所。特に激坂というよりも、そこまでも距離があるんでダレるんだ。

木陰と沢風に癒されるものの、未舗装のガタガタ坂を延々登り、バテバテな状態でゲート手前の坂に突入するんで… まあ、押すか…Mmm

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それもでも自然に包まれている林道だからだろうか、なかなかに楽しい。そしてゲートを越えると、あとはそれなりに快適な登りがピークまでつづく。

( ランドナーもしくはパスハンターなどの車体で、寄り道しつつ、景色を愛でるようにジワジワ登る、そんなルート。初夏の林道サイクリングに最適では? 私は、かなり好き。なんかいいんですょ、ここは )

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しかし稜線に出ると… これは南側テラスの脇だが、うだるように暑い! 無理!

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五十丁峠から南側の林道にエスケープ。ここも古い道で、すでに江戸期には通じていたようだ。

( 明治から戦前の地図に記載されてもいる。いわゆる滝谷戸に通じる道中 )

この日は林道サイクリングしつつ、南側マイナールートのヤブと蜂の様子を探るのが目的でもあった。

で、ヤブは予想どおり、グンと伸びて、もうワサワサ。蜂はまだおとなしいようだが、途中、クマ蜂に威嚇された。

( クマ蜂はおだやかなのでほおっておいたが、妙にしつこい個体で、近くに巣があるのだろうと気づき、速やかに通過 )

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この時期はこんなスタイル。パナマにハンティングジャケット、そしてニッカ。

実はこのパナマとハンティングジャケットは100%ポリエステル、通気性が高く手入れも簡単、そしてヤブにも強い。

マスク兼用のアスコットスカーフと山シャツもポリエステル、ニッカはペラペラのサマーウール、そしてベースレイヤーはノースフェイスの夏用と全身初夏仕様。

( 登りと日差しが厳しい稜線付近ではジャケット脱ぐが、ひんやりとした風が吹き抜ける森の中での静観にはちょうどいい )

帰路は春日山の手前でトラバースし、南側出合のテラスに立ち寄るが… やはり南はさらにクソ暑い! おまけに水場はヤブにうもれ近づけない。素直に下山した。

補足。今期終了。前期より一週間ほど早い〆ですが( 今年はヤブが早い )パスハンティングの回数は、ほぼ前期と同じ。特に3月末から気温が上がったので例年より早目に沢に切り替えたが、そのかわり厳冬期マメに山に通っていたので。振り返ると、晩秋の紅葉から厳冬期はよかった。ここ数年で一番。紅葉の当たり年だったし、零下の山岳地帯を走り抜けることほど楽しいものはないし、なにより雪の低山を堪能。都内西部の低山では、パスハンティングは厳冬期がメインだとつくづく思った。来期厳冬期が待ち遠しい。

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山で水泳部

青葉に黒みのつよまるころ… 特に今年は暑い! 初夏というか夏ですなぁ…Mmm

( けっこう蜂にも遭遇したが、おとなしいようでホッとした )

今回も遡行、_沢を詰める。

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深く、足のつかないゴルジュと、高さはないがシャワークライミングが連続する初夏にぴったりな峡谷。

( 滝は、2-3mが数箇所、釜はいずれも深い。泳ぎ覚悟、泳ぎ目的で訪れたようなもの。このような手頃に泳ぎと滝登りが楽しめる沢は都心寄りでは稀少。こういう場所は、そっとしておきたいものです )

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特にここは深い。おそらく水深3mはあるかなぁ? 底まで潜ろう試みたこともあるが、底に行くほど激冷! それで挫けた。

またここの滝は水量が多くいきおいもある、釜にひかれそうになるためフローティングベスト着用。

遊んだ後、さらに奥へと沢を詰める。2m弱のシャワークライミング( 巻けない、正面を登るしかない )をいくつか越え、沢も枯れ…

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で、これ… すでに6月、ヤブ! ヤブ! ヤブ! おまけにグサグサのズルズル、まあ崖です。

( 画像、撮影は目線の高さ。背丈ほどのヤブ、もうワサワサ! もちろん道なし、踏み跡すらもない。概要を把握してる、何度も登ってるんで行くが、普通? 撤退か!?)

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とにかくヤブをかきわけ急斜面に取り付き一気に標高を上げた。直登。ひたすら三点支持。所々に林業用のマーカーが現れるが、それはガン無視で読図命。でないとここは迷うだろう。

高度計によると標高差500m。崖っぽいのは1/3、その後も急登が無銘ピークまでつづく。

ここは、この登りが応えるー! ガッツリくる( 他にルートはないようだ、あぶないと思う。この直登が確実。唯一の救いは、ウルシが見当たらなかった点 )。

沢を数キロ辿り、一気に登り、登ったところで道があるでもなし、展望もない。そのかわり、低山なりに達成感が半端ない。バテバテの下山になるが、これが低山の登山と実感する。

( 途中途中では「俺なにやってんだ?」とか自問自答も…するが、無事帰還すると妙にスカットして、行ってよかったとつくづく思う )

補足。6月初頭、23区内の予想気温日中28度前後、この沢での体感23度前後? 下は3mmハイウエスト、上はハイネックのラッシュガードに化繊のカットソー、そしてフローティングベスト。前年の同時期より気温は高いが、水温は、泳いだ釜では、けっこう冷たい、10分が限度かなぁ?

補足#2。無銘ピーク周囲には獣道が通じてる。そこで大きな糞を発見、しかもまだ新しい。一瞬kuma!? この付近は昔から、数は少ないとされるがいることはいる。とにかく立派な糞であり、猪であってもかなり大きな個体だろう。糞は見分け方があり、猪のはずだが、それにしてもデカかった。慎重に先を急いだ。

北の峡谷

5月半ば、すでに30度近い日も… もう南側の山域はつらくなってきた、むわっとする、ゆかいな仲間達も出てきたようで…

( 蜂にも遭遇したが、まだおとなしい。刺激しない、巣に近寄らなければ問題ないのではないだろうか? )

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涼をもとめるように北西奥の林道に。梅雨を迎える前にHNHRより西の林道を走っておきたかったのと、沢の偵察も兼ねて。

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沢沿いにフラットなダートがつづく。多少凸凹してるが特に傾斜もなく、沢風の心地よさも相まり、快適に進む。

謎な区間を詰めてみたかったのだが( このあたりは林道が入り組み、さらに現在も延長工事がつづいてる、まるでカオスのよう )、その謎はあっけなく解け…

ありゃ! 大幅に時間が余ったぞ! こまったなぁ… ま、静観すっか! とりあえずお茶。

( 林道を中心とした地形図しか携帯していなかったのと、周囲の山道の概要は掴めているが、北西奥とはいえヤブが育ってる。担ぐようなルートファインディングはきびしい。あくまでも林道サイクリング )

昼前、一旦下山、しかしHNHRまできて林道1本で帰るのも気が引ける、それで_林道に寄り道。

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ここもやっぱ、ヤブヤブしてんなぁ…

( ここはまだいいほう。この先はヤブがワサワサ、虫もブンブン。ああ、数ケ月前、冬枯れていたころが懐かしい…)

古道を想定したルートファインディングはオフシーズン確定かなぁ…Hmm

( 気持は、さらに奥へと、尾根越えのルートを進みたくてウズウズしてるが、とにかくヤブが育つとリスクが増す。ぐっとこらえて帰還、まさに後ろ髪を引かれる思い )

おまけ。天然のイチゴ食べたことあります?

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野イチゴは今が旬! 都内の山にも数類が自生していますが、これはクサイチゴ。口に含むとほんのり甘い、天然の甘み。

まあ、ほんのひととき、山の恵の恩恵に預かるのですが、本心は摘んで帰りたい( たいていは群生してる )。

でもそれは盗掘に値しかねないので、数粒いただくにとどめ、これもぐっとこらえ、また今度。

遡行853

もう完全に初夏の陽気! が、もう少し新緑の沢を満喫したい! それで、新緑を追いかけるように北部の沢に。

northern853

853沢、795古道との出合いで入渓。朝方、やや強い風が、渓谷は肌寒い感さえあったが、たしか? 10時ころにはほぼ無風に。

もちろんまだ水は冷たく… 泳ぐのはためらわれるが、沢歩きにはベストコンディション。

( この日は幸いなことに虫も少なかった。それと幾人かの釣り人と出会ったが、沢を詰めているのは私達だけのようだった )

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奥の3m滝。ここいいですょ、ここ好きなんですよ。核心部はこのさらに奥とされていますが、私にはここが核心部。この滝の周囲で静観したいがために来たようなもの。

もうね、ここだけでいいもん。ほんといいんだょなぁー… 流れにうつり込む蒼を眺めてると、すーっとするんですよねえ。

で、遊んでたら、あっという間に時も流れ… 気づけば、すでに14時すぎ! あわてるように出発。

要所要所で時間を確かめつつ再度ルートファインディング。エスケープも考慮した上で支流に入る。

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15時05分、F4-6m左岸の崖に取り付く。グサグサのズルズルだが、ここを這い上がるのが林道までの最短距離… なはず。

( パスハンの恩恵? この周囲の林道は概要が掴めていた。地図上にはないが、読図が確かなら、この上には必ずWTの作業道が通じているだろう )

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16時、すでに日は尾根を越え、沢筋は闇に沈みつつある。暗いあたり、その先が谷底、そっから出てきた。

声出してく、「おーい、ここが道だぞー! もう一息だから気いぬくなぁー!」。

( なにがなんでも16時には林道に出ないとヤバいと思い… これは最終ピッチ、林道から確保した状態で撮影 )

単独であれば強引に登ったが、パートナーの確保が最優先、それでロープ使用。

23mロープ3ピッチなので、ロープの余裕を考慮しても約60mの崖を登ったことに。

( 最初、空身で登り、ロープを降ろし、パートナーを先攻させ、登り返した。最後のピッチは先が見えたので先攻ママ、パートナーがロープを回収 )

パートナーを不安にさせるのは禁物。ルート変更と時間のことなどは黙ってた( 内心冷や冷や。否、F4-6mからのエスケープはなんとなく考えていたが、あの急斜面を見たパートナーが動揺するとまずいかと…「60mの崖登れ!」は、ちょっと言い出しづらい…)。

画像では見切れないが、一頭のカモシカが不思議そうに私達の様子を眺めていた( 一瞬kuma!? それにも冷や冷や )。

ふぅーっ、林道で脱力。ここまでくれば安全圏、なにはともあれお茶。

あとは林道で入渓地点まで戻り装備解除、沢で泥を落とす。バス停で日没、最終便だが無事下山。濃い一日だったぁー!!!

追記。特に高齢者のバリエーションでは、ロープとスリングは積極的に使ったほうがいいですよ。たとえ講習受けても普段から使い慣れてないと、いざという時とっさに使えないでしょう(:

新緑遡行

春満開! が、つかの間… すでに新緑は勢いづき、今年はヤブも早い。

3月末から20度越えがつづき、すでに初夏の陽気…Hmm 4月に夏日を迎えるとは、ちょっと極端なんだょなぁ。

この分だとパスハンのオフシーズン入りも早まるでしょう。

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さて例年のこと、新緑の沢に。沢は一年中楽しめるが、特に新緑の沢には魅了される。

沢歩きには最も適した時期で、新緑におおわれた渓谷で入渓し、流れにうつり込む蒼を眺めているだけで、まさにこころが洗われるよう。

( 蜂とブヨはまだ登場していないようだが、蛇はニョロニョロ出始めてる )

峠もいいけど、沢もいいですょ。新緑の中での遡行、沢を外した山行は… ちょっと寂しい、考えられない。

でも少し齢なんで、ロープ必須の難しい沢( 滝 )は無理、あと単独でマイナーな山域の最奥を目指すような極端なルートファインディングも避けるように…

しかし初級の沢歩き程度であれば、まだまだ行けると思うんです( それでも十分楽しめるので )。

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パスハンティングと比較すると、沢のほうが厳しいですね。たしかに難しい峠はあれど沢よりはマイルド。

流れに逆らうように水中を進み、ボサと倒木を乗り越え、岩と崖を登るわけで、それはリスクが増すでしょう。

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そもそも沢には道ないし… まあ激しい山行をこなす齢でもないんで、のんびりやりましょう(:

追記。峠より沢のほうが中毒性が高いのではないだろうか? ちなみに私は岩には向いていないようで、さほど惹かれない。また、ほんとピークハントに縁が薄いとつねづね思うが、登攀的な行為にこだわりがないのだろう。峠と沢で満足してるが、もしかすると、ガチの山岳系パスハンターの方には沢も向いているのではないだろうか?

川が凍る!? 凍った川の上を歩く

もうすっかり春… さて、今期厳冬期を振り返って。

記録的とされる大寒波の襲来で、不思議な、まさに自然の妙を体験できた。

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まずここ、990北の渓谷。川( 沢 )の結氷に注目。凍りついた川の上を歩けるほどに冷え込んだ。

( 流れている水が、ゆっくりと、流速により凍るので透明度が高い )

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で、ここはわりと北、まあこんなこともあるなぁと。それにしても、この時はみごとに一面の氷だった。

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びっくりしたのは505の川( 沢 )。ここまで凍るとは… わかりづらいが、奥の方、505滝の釜の1mほど手前まで結氷。

( 右奥、自転車が置いてある位置、その先まで氷の上を歩けた。自転車押しながらテクテクと…Hmm )

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真ん真ん中で飛び跳ねたりもしてみたが、びくともしない氷の厚さ。ガチガチに凍ってた。

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505沢、別の日。この時も凍結。前回よりも水位が低いというか、だいぶ氷が痩せていた。

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これは3回目。実は今期厳冬期、凍りついた505沢には3度行った。

凍った川の上を歩くという体験があまりにも不思議でテンションMAX! それで三度も訪れたのだ。

もっとも厚い氷が張ったのは、最初の大寒波の早朝( ほぼ夜明けの時間帯 )。2回目、3回目も氷の上を歩けたが、初回ほどではない。

流れのある沢が凍るのは奥山ではわりと見られる事象だが、23区寄りの、最寄駅から2km圏内の沢がここまで凍るのは異常。

( そもそも厳冬期の沢に入るのはいかれてるし、一般的には知られていないが、たとえ都内でも沢の上を歩けるほど凍ることはあるものだ。ただそれが、都心近郊で手軽に体験できるのはまれ )

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氷の上、足元、真下を流れる水が見える、その不思議感。これは体験してみないとわからない( 写真では伝わらないだろう )。

非日常的な、摩訶不思議な厳冬期だった。

不動ナギと不動滝

この数年探していた場所、伝承に残る幻の滝。

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パスハンはここまで、デポ。入渓。

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こんな淵も連続、淵はそこそこ深いが、他は平均膝くらいの深さだろうか。高巻くのは無理だと思う、あぶない、潔く入ろう。

( ここで腰上はあるようだ。なんとか高巻いたが、ゴルジュとまではいかないが切り立った岩壁で逃げ場がなく、へつるのも厳しい )

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でた! 不動ナギ! そして不動滝。記録にもあるように御神体は不在( 損傷がひどく、別の場所に移されたそうだ )。

わかりづらいが、正面、2m弱の高さに下段、その上に3mほどだろうか? 中段。さらにその上、上段がよくわからない。

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斜め向かいの岩によじ登りズームしてみた。奥まって、段々になっているようだが…Hmm とにかく不明。

で、こ・こ・は、迷いに迷ったぁー!!! 昨年、他の方面の沢を探したが発見できずにいた。

今期はこの方面で… が、最初の沢で大当たり! しらみつぶしに探す予定で早朝から気合い入れたんで、思わず気が抜けた。

迷った原因は山名。この滝はA山に源頭があるとされていた。当然、A山の沢を目指すが…

古い文献でAとされる方角には、現在B山があり、ピークにはBの手製プレートまで置かれてる。

じゃA山ってどこ? まずはA山を探さなきゃ。そんでB山付近の、無銘ピークから派生する沢筋を捜索。結果、違和感を抱く。

おかしいなぁ… 根本的になんか違う? 再び郷土史を洗いなおすが、やはりA山にあると記されてる。A山にあるのは確かだ。

ところでそもそもB山ってなに? もしかしてA山=B山? B山は独立峰ではなく、Aとされる山塊の中にBというピークがあるのでは?

B山として知られている山塊は、それも誤りではないのだろうが、麓の、C集落側から見上げると、ここ全体はA山なのだ。

のっけからB山を除いていたんで見つからないわなぁ…Hmm しかしBなる山名はどっから出できたん? B否定ではなく、エビデンスが知りたい。

また、思い違いかもしれないが、現在A山として知られているらしきピークにも、たしかA山のブレートがあったような? 今度確かめてみる。

現在、不動ナギに行くには沢を遡るしかない。昔存在したとされる参道はすでに消滅。地元の方にも話をうかがったが、不動ナギを知らない、聞いたことがないとのことだった。

それと、不動ナギの”ナギ”は崖の意味。特にここのような、断崖絶壁が鋭くえぐれたような場所を指すそうだ。

ところで… この後に再訪、実は2度行った。もう行くことはないだろう。否、行きたいのは山々だが、アプローチが厳しいんだ。

また信仰の場でもあり、ちょっとここはそっとしておきたい( 地元の方が率先して公開するまで眠らせておく )。

上段が見たいが、源頭側から降下するしかないだろう。下から、正面側を登るのは、はばかられる。