低山ナイトハイカーズ

醍醐川源流のつづき。夜のハイキング編。

林道で_峠に。峠の売店で時間を確認すると午後15時。峠からは一般ルートで599まで、予想では670付近で日没のはず。

( この辺りは70年代から歩いている、概要は頭に入っている。また599のナイトハイクも初めてではない )

ナイトハイクの目的はムササビを見るため、だが… 今回はダメ。鳴き声に特徴があるのですが、全く聞くことも出来ず。

( 夜空を背景にムササビが飛翔する姿は幻想的、もしも興味があれば、一度はムササビ目的で夜の599を訪れるのもいいのではないでしょうか )

750がメインであり、ナイトハイクはおまけ。たまに気が向くと? ムササビを見るために夜の山を彷徨。

ところで最近の599は山としては特殊で、異様に整備が行き届いた結果、特に670から山麓の駅までの尾根道( メインルート )は全てWTの木道か舗装路という有様。

簡単に言うと、灯りのない道路、階段のある舗装林道。もはや山道とは言い難い。まあそのかわり夜間の観察には向いていると思う。メインに限れば、599は夜の山かもしれない。

( 599の整備過剰に関しては、たとえば尾瀬のアヤメ平のようなケースあり、もう仕方ないと思う。オーバーユースなのだ )

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750から林道で_峠に、そして854の展望。

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_峠。だいぶ日が傾いてきた。低山は、この時間帯が最も魅惑的ではないだろうか。

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727。うっすらと富士が見える。

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_峠。夕刻、かすかに灯りがともる。ここでこの暗さということは、やはり670付近で日没か?

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670直下。完全に日没。一応? 予定どおり。ここからは全て尾根筋で夜の低山散歩。

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599直下の園地からの夜景。599からの夜景は、ここが一番だと思う( 山頂よりも見通しがきく )。

で、この時間帯でも他に人がいるのが599。さすが世界一入山者が多い山。漆黒の闇の中で高校生くらいの子達と何組もすれ違い、さすがに疑問を抱きたずねると、なんでもこの時期の夜間にしか採取できない昆虫がいるとのこと。いろいろと教わった。

ちなみに、月明かりの有無と路面の状況にもよるが、ここの尾根道程度であればヘッデンは使わないことが多い。五感をフル稼働で、慎重に進むと、いわゆる夜目が利くように。

( ヘッデンは、却って視野が限定されるため可能な限り使用を控えている。この時は、599の先、寺院からの下りはライト使用 )

山麓の駅で午後21時。それにしても鳴き声さえも聞かないというのは珍しい、へんだなぁ? 残念。