戒厳令下のサイクリング

今、帝都は緊急事態宣言下に、だが、強制力はない( そこは改憲を曖昧にしてきたツケでも、そもそもNew Dealerによる”植民地法”であるにもかかわらずだ! )。

今回のWuhanなんたらには謎が多い、でも、確実なことも。その一つはソーシャルディスタンシングなる防御策だろうか。

また、そのなんたら以前、メンタルケア( need to organize my mind )に適度な運動が有用なのも確かだ。すなわちそれがフィットネスでも。

そして近年、フィットネス系の研究ではバイオフィリアに注目が。国内に例えても、森林セラピーなどなど( ちなみにこれはE.O.ウィルソン派生のバイオフィリア、フロム派とはまた別物 )。

martiallaw-cycling

サクッと説明。運動は必須、では、その運動は、より深い自然の中で、単独で行うほど効果的であるというような研究が進められているそうだ。

( なのでたとえば都心部のせせこましいジムよりも、トレランなどの自然の中でのエクササイズの方がフィットネス効果は高いとされている )

まあ、バイオフィリアはともかく、なぜにフィットネスかというと、Stay Home!を掲げても、いわゆるウサギ小屋と揶揄される環境ではストレスが増すばかり=メンタル面。

( その対策としてもバイオフィリアに最注目… 一応、その分野での研究では日本は最先端だそうだが、現状、それが都市部の居住環境に活かされているとは思えない )

しかし、官僚幕府には( 現時点では )、そんなメンタルヘルスに関するアナウンスは一切ない…Mmm では、すでに戒厳令下にある先進国に倣おうと考えた。

そこで注目なのは英国だ。

( 北米大陸の場合、渡米経験からも、風土の差異が大きい、このようなケースではあまり参考にならんと感じてた。それで同じ島国である英国に注目 )

英国公式GOV.UKの「Coronavirus (COVID-19): what you need to do」の「 When am I allowed to leave the house?」の項から引用。

「one form of exercise a day,for example a run,walk,or cycle – alone or with members of your household」引用以上。

意訳。エクササイズでのサイクリングは1日に1回であれば可。ただし、”alone”もしくは”household”な限定だ。

( 友人との仲良し走行、また、サイクリング・チームなどでのグループ走行は禁止 )

また、先に、フランス( パリ市内 )での日中のジョギング禁止に関するニュースが国内メディアでも紹介された。

以下、www.thelocal.fr/なる欧州ではメジャーなトランスレートサイト参照( フレンチさっぱりなんで )。

「French local authorities follow Paris in imposing daytime jogging ban」の項から引用。

「People are now only permitted to exercise outside the home once a day, for one hour and are not allowed to venture more than 1km from their home.」引用以上。

意訳。1日に1回のみ屋外運動( エクササイズ )が可能。ただし、自宅から1km圏内に限定される。

そして後「it was announced that anyone wanting to go for a run or other individual exercise would have to do so before 10am or after 7pm at night」に。

これが国内でも報道された、10時-19時はジョギング禁止のニュースだ。つまりジョギングなど屋外運動を全面的に禁止するものではないし、その時間帯でも散歩での外出は可能。

( →「not to dog walkers or people taking a short walk with members of their household.」)

また、運動および散歩のための外出が可能でも、あくまでも戒厳令下。封鎖に、夜間外出禁止令が敷かれるケースもと、そこはエリアごとに異なるのでローカルルールを調べるしかないだろう。

さらに、外出に際しては、行動計画書を所持する必要があるようだ( 簡易的なものだと思う、この件は海外のSNSに投稿されていた )。

さて、パリ市内でのサイクリングに関しては、以下引用。

「Cycling for exercise is banned altogether – although cycling to work or the supermarket is still allowed – and all group sports such as football are banned.」引用以上。

通勤もしくは買い物での自転車使用は可。しかし、サイクリングは禁止。そしてグループスポーツは全面的に禁止。

英国とフランス、風土の違い、また感染の広がり方も異なるので一概には言えないが、注目は、いずれも、Stay at Homeは前提に、それでも”屋外でのエクササイズが認められている”点だ。

( 戒厳令下でも、参照のように、他の先進国では、制約はあるが、屋外エクササイズが認められているという点が国内大手メディアでは全く紹介されてない )

ましてこのせせこましい23区内では、メンタルケアでのフィットネスに鑑みるに、Stay Home一辺倒でメンタル面が保てるとは思えない。

( 発令2週間後、国内でも「屋外で1人で散歩するのは近くに人がいなければ問題ない-後略-」また「ジョギングは少人数で、また公園は空いた時間・場所を選ぶ」という屋外エクササイズ容認の公な見解が示された )

で、Stay at Homeは、要は、自宅外での他者との接触=過密な状況( overcrowding )、また、なんらかにふれるなどなど( たとえば階段の手すりとか )、そんな感染拡大の要因となり得る行為の回避に。

マスク効果に関してはCDCのQ&Aがわかりやすい。CDCはマスク奨励だが、あくまでも追加処置、つまりソーシャルディスタンス+マスク。そしてこれは無症状な感染者を対象としたものだ。

するとでは、やはり自らが感染してるかがポイントに…Mmm わからん! わからんのだから、とりあえずマスクするというのが私のスタンス。

また、BMA( 英国医師協会 )はマスク必須の方向で、これは25日付のThe Daily Telegraphが報じてる。

( →「All key workers must get masks and public should cover faces, says BMA」)

なんやら調べるほど… 医師により見解が異なると感じた。やはり謎な点が多く、決定打ともなる防御策はソーシャルディスタンシングしかないのだろうか?

では、リスクの軽減が可能なエクササイズ方法で、なおかつ( 可能な範囲で )バイオフィリアなフィットネスを心がけるには…?

( もちろん自分のライフスタイルに見合うもの、無理なく、自然と行える手法、じゃないとつづかないし、こんな時にストレスをかけるようなエクササイズもいかがなものかと )

こりゃ、人が絶えた時間帯に、そもそも人気のない裏街道を走るしかないぁ… だが、幸い”3ヶ月連続2000km走行( 自転車で! )“で紹介したように、そんな条件を満たすルートファインディングのデータもある。

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あの手この手で、緊急事態宣言下をサバイブしたろうじゃんかと!

ちなみに実は大昔、伝染病学の授業を受けてたという履歴が… 授業内容はキレイさっぱり忘れたbluffだが、でも一般の方より多少はsensitiveかと…Hmm

追記。

屋外エクササイズでのトラブル-事故に関しては、そこは自宅でのエクササイズでもトラブルは起こり得る。でも、他者を巻き込む可能性は軽減されるだろう。

だからこそリスク回避に、たとえばサイクリングなどせず、Stay at Homeママ終息まで我慢、と、それって考え甘くないか?

vaccine完成まで、どう考えてもあと1年は( エビデンスはCDCにNIAID )。つまりそれまで緊急事態宣言的な状況はつづくだろう。

帝都内で、窮屈な居住環境の場合、仮に1年のStay Homeな長期戦、しかもGovernmentは後手後手( 保証の問題に例えても )、それでメンタル面が保てるのだろうか?

virus問題を軽んじて屋外エクササイズを楽しむのではなく、その逆、慎重に考えるほど、この長期戦をサバイブするには、なんらかの屋外フィットネスは必須では? でなければメンタルの崩壊を招くのではないか。

( なぜにメンタル面と屋外フィットネスにこだわるかというと、それが免疫力と密接な関係にあるという有力説が。免疫力を高めるためにも運動が有効とされてるし、それが屋外-自然に接する環境で行われるほど効果的とされている。そして講釈たれるまでもなく、virus戦に勝つには免疫力UPは必須 )

だいたい、都の方針も科学的にどうなのか? 最近、リテールストアの入場制限が話題に、が、その以前、発令の時点で、たとえば混雑時の公共交通機関での乗車制限がなぜに無対策ママ?

OUM-Metro事件から学んだはずでは? その教訓で、このような事態において公共交通機関での対策は万全であろうと憶測してたが…Mmm

否、通常ダイヤには賛成。現場の方には頭が下がる。そこではなく、キャリア対策がなされていない点が大問題だと思うので。

( 女帝の言うことはもっともなようで、そもそも女帝は選挙公約をなに一つ実行していないに等しいのでは? まるで犬扱いなStay Homeなる言葉にしても帝都民をなんだと思ってるんだろう? )

リテールストア対策では( マスク品切れ問題も )、都が買い上げて配給制にすればいいじゃん。TAIWANで成功を収めたその手法が、なぜにこの国ではなされんのか?

ただ、そうは言っても、この国の官僚幕府に対する不満云々以上に、叩くべき相手は、結果的にvirus拡散を招いた隣国Governmentだろう。

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