昔からあるベルト・ビーコン、いわゆるセーフティライトで、テールランプ用途。
90年代のUS製でLED式、約19g。単純に点滅な、超シンプル機。
10年以上使用、特にトラプルは… しかし、流石に劣化が…Hmm
問題は端子、メッキの腐食が進行。それでも接点グリスなどで騙し騙しに。
( ちなみに、接点グリス=導通性とは限らない。ブランドにもよるでしょう、データシート要確認 )
そして先月、突然に終了。寿命と諦めて買い換えればだが、このタイプ、なかなかない。
( 近年、押し並べて、シンプルな機種ほどない。ゴテゴテしたものが多いようです )
分解、基盤クリーニング&接点を磨き、とりあえず復活と相成ったが、劣化が止まるわけでは。
結局、劣化箇所を半田で簡易にメッキ、いわば半田コーティングで凌ぐ。
( 画像、そのコーティング後。端子先端、妙に白く輝いて見える部分 )
次、懐かしのWONDERセーフティライト( MOD )。当時、ポピュラーなビーコンの一つ… 難点が。
単二電池2本で作動=約185g=重い。そしてベルト式、フレてダレる、落とす。この数十年は封印。
でもフレンチらしい秀逸なデザイン、ヤレたサイクリング車にも無難にマッチと、引退させるには…
インスタントに改造で復活を目論んだ。1.5Vに変換=単三1本仕様に改造。
( 単四仕様も可能だが、まあほどほどに )
それが画像のWONDERなのだけれど、重さ約70g。ストックとの差、約115gの軽量化。
あの、重たい感は払拭。実際、ベルト固定でもフレてダレることもなく。
強引なケース。70年代の国産( MOD )、リフレクター( 反射板 )。荒技・無理矢理にLEDユニットを。
これは単四2本仕様で約60gは、まあまあな出来? 単四2本のメリット=明るい&わりと長持ち。
数ヶ月は余裕で点灯な感覚だろうか? =無論、頻度にもよる。
( ちなみに上のUS製LED、連日な数時間使用では1ヶ月が限界。それを超えても点灯はするが、明らかにパワーダウンが )
補足。
この種のシンプルなタイプでは( 小型軽量&ベルトクリップ様式 )、現行品ではCAT EYE製の”WEARABLE MINI”だろうか。
追記。
LEDユニット組み込みでは、電球情緒は損なわれる=オリジナルが台無しに。
単純な話、たとえば戦前の車両にLED式を取り付けるとか、ありえないでしょう。
LEDに変換は熟考で、それでもという方にしかすすめられない。
追記。
接点グリス、保護には優れもの。でも、すでに劣化な端子部分には、却って、劣化が進むかのような? グリスの酸化による影響?
いずれのランプもプラBODY、経験では、古い時代のものほどプラスチックの質が良いようです。
追記。
19g、60g、そして70gは許容値。たとえばサドルバッグに装着では安定な重さ。
19gのUS製の感想は、あまりにも軽いと却ってハネる、ひっくり返るケースが。
おおまかに、年間で1万キロ走行。ほぼ明六ツなサイクリングはライト・ランプを使わないほうが稀。
連日の酷使に耐える+ランニングコストが=シンプルに丈夫で長持ちでないと使い物にならない。
それでいてポスト・ヴィンテージ系の自転車にもマッチ、となると、まあこのような仕様に。
なぜにベルト・ビーコン? 昔はランニングコストの面でも、テールランプもダイナモから引いてた。
で、特にパスハンターではルーファイによるパッケージの変化が大きい( 後部荷物の積載方法が )。
固定式ランプでは荷物の影となるケースも多々、また、影に入らない位置=たとえばサイドは、それでは担ぎで邪魔になど。
( フル・フェンダーでは、その先端で問題ないのだろうが、山仕様=ハーフ・フェンダーでは無理 )
それで取付位置が変幻自在なコードレスに単体なクリップ・ベルト式に。
画像、旧687峠のバリエーション。実際、このように。であれば臨機応変に、荷物の上側にクリップでとめるのが合理的。