前回の補修塗装から一年が経過( 2020年の梅雨前 )。
昨年のバラ完メンテに補修塗装後、年末までに約5000km。年頭から月1000km、4月は800km、そして5月に約3300km走行。
一年で、およそ1万2千キロ走行。流石に、そこかしこにダメージが。
表面的なスレはスルー、鉄肌が出るほどの塗装ハゲはタッチUPで誤魔化す。
ただ、そうもいかないキズも。それはチェーンステー側ブラケットの当たり面… やや目立つ。
( 画像、すでに、おおまかに、キズ付近の塗装を剥いだ状態 )
以前にも紹介、まずはルーペで観察、サビが派生していれば、それは削ぎ落とす。
( ナイフの刃先で削る→サンディング→鉄ブラシ→レデューサー )
そして塗装は、ぞろっぺいに、フリーマスク的に養生で缶スプレー塗装。
( 歳=ほんと面倒に、まあサビなければOKな…)
下地、亜鉛塗装後の様子( 亜鉛アース=電気的処理 )。今回は焼かない、自然乾燥に放置。その後、軽くサンディングで整え。
( 理由、実はトップチューブなどをコート、焼くには、その処理・剥離が面倒 )
缶スプレーで塗装( ラッカー塗料 )、仕上げる。色目は色番指定( カーショップにてカラーコードで調色。データに基づくため色コケ率が低い )。
後はコンパウンドで処理( 気分次第、適当 )。終了。
下地の亜鉛も缶スプレー。それで、すでに梅雨ですが、天候無視で吹いた。
仕上げは慎重に、天気図を睨み、ドライな日・時間帯に。
( 具体的には17日20時ころ。午後から晴れ、気温20度前後にわりとドライ、翌日も晴れ予報。ひけるリスクな夜間はためらうが、この時しかチャンスはないと思い )
画像でもわかるでしょう。古い塗装との段差が… まあでも、こんなものでよいのではないか。
塗料の完全硬化まで当面放置ママ、その間、他の構成部品のメンテナンス。
それにしても、このフレームは当たりだった、なにしろ10万キロも耐えたのだから。
サルベージ時のサビサビ姿な印象が強いだけに感慨深いものが。
( パッと見はダメ、折れるんじゃねぇかと…)
月間3000km超に、687の峠も越えた( この件は、ほんと驚き )、もう十分だろう。お疲れ様でした。
総評。
通常の使用では( たとえば近所の買い物、また、ポタリング的マイルドなサイクリング )、ママに( フレーム補修なしに )、メンテ次第で数十年後も残ると思う。
でも過度に負荷の掛かるサイクリング( 連日の未舗装路走行、また急坂アタックと )を繰り返すと… わからない。おそらくフレームが逝くのでは?
( 古い自転車にサビ・キズの問題でなく、そもそもマイルドな使用を想定して製造されたプロダクト )
追記。
5月の3300km走行中、雨天は7日間、土砂降りの日も。ちなみに屋外保管( 半屋根軒下 )。
それでも注油を怠らなければ、鉄の自転車なるものは、そうそう錆びるものでは。
塗装が剥げるほどのキズも( 小さな )、応急処置的に注油でしのぐ、そして総メンテ時にタッチUP。
( 即、対処ではないのですが、タッチUPは必ず行うようにしています )
このようなフレームのメンテは、フレーム総体の状態を把握するためでも。
( たとえばクラックの懸念などなど )
キレイに云々でなく、キレイな状態を保つことが結果的にはリスクの軽減になるという合理的理由。
追記。
DIYでの塗装不可でも、マメなタッチUPは行われたほうが良いかと。
それによりフレームも長持ち( 現状維持 )。後年、大きな差が出るものです。
サビが派生する前に、とにかく塗っておく( 多少色目が異なるとしても、放置よりはマシ )。
アドバイスがあるとすれば、油性系塗料で( 水性系は、適性もあるが、ロクなことがない )。