国木田独歩と柳田國男の武蔵野

国木田独歩により「武蔵野」なる観点が、いわば発見された。それは豊多摩郡の風土に基づくが、武蔵野そのものには定まった境界はない。

( そうみなされるランドスケープは実在するが、どこから-どこまでが武蔵野かという定義的な事柄はわりと曖昧 )

広域をカバーする概念で共同幻想的だが、国木田独歩と柳田國男が見据えていたのは、おおまかには、主に東京府下の三多摩エリアになるだろう。

では、元祖武蔵野とも言える国木田独歩の武蔵野とは?

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この一帯が国木田独歩の武蔵野だ。平たく言えば、渋谷区西部。

( 国木田独歩は「武蔵野」に、渋谷NKH付近の景観を描いた。当時、渋谷は東京旧市内の外、江戸前な感覚では郊外の片田舎。その意味では、渋谷は東京じゃない )

その国木田独歩の「武蔵野」なる着目に対し、柳田國男は称賛と同時に異論をも唱えた。それって、まあプロローグで、それが武蔵野の全てではないだろう、と。

優れた着眼点なのだから、情緒的なイメージに終始せず、さらにその最深部まで踏み込め! と…

( disでなく、国木田独歩=文学者としてのアプローチ、柳田國男=民俗学者としての考察、そのようにスタンスが異なるので、そうなるのだろう )

では、柳田國男の「武蔵野」とはどこか?

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ここが柳田國男の武蔵野だ。

広域をカバー…と、先に説明。しかし、柳田國男が武蔵野と認定したエリアは、実は、狭い範囲に限られる。

もうすこしわかりやすい画像をUPしてみよう。

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そう、常民オフリミットなフェンスの向う、接収地。現在の福生付近の景観に、この一帯こそが武蔵野の核心部であると、当時、柳田國男は唱えた。

( この柳田國男の見立ては最古の武蔵野の概念に近い )

古くは武州一帯、たとえば「新編武蔵風土記稿」では、「西は秩父峯、東は海、北は河越、南は向ケ岡、都筑原に至る」とされている。

つまり=東京都全域、埼玉の南半部、そして神奈川北部であるが、1800年代の概念だ。近代-現代の地勢とは… 乖離するであろう、な…Hmm

思うに、近代では現在の環状六号線付近から、北北西-南南西方向、なおかつ峻嶺な山岳地帯にかかる手前の丘陵-平野までが武蔵野では?

コンテンポラリーには、武蔵野の面影を宿すと言い得るのは、環状八号線の外側で圏央道( 468号線 )より内側、北方向は多摩湖より西、南方向は多摩川より西か?

( 武蔵エリアという言葉は武州時代に鑑み違和感がないが、武蔵野エリアという表現は… 御都合主義的かと=粗雑な捉え方なんですよ )

たとえば国木田独歩が発見した武蔵野、つまり今の宇田川町-神南だが、すでにオリジナルな自然は失われてる。否、武蔵野風情な区画も現存するのだろうが、それはスポット的で、ランドスケープとしての連続性に欠ける。

( 武蔵野=ランドスケープ=総体としての、であろうから、まるで離れ小島のようにピンポイントに点在するものではないだろう )

都心でのサイクリングで常々実感は、走っていて楽しい光景( 街並みの面白さ )が持続しない点だろうか。

たとえば屋敷林に囲まれた古き佇まい、また、オリジナルにモダンな建造物などなど、そんな、ああ…ここはいいなぁ…な、景観との遭遇は… あるにはある。が、やはりスポットでしか。

( それを転じて、デカダンスに都会的なノイズの面白さとして評するのは、それは地方出身者もしくは東京の文化的な歴史を学んでいない者の発想だろう )

ところで接収地は、実際に訪れて、フェンスの向うとこちら側とをよく見比べてみるといい。

その向うには一面の芝生を庭とした住まいが( 隣家との十二分な距離感 )立ち並び、その軒先には大型のBBQグリル、おまけにジャグジーまでもが。

なんやらゴージャスに充実な居住環境には、戦勝国の軍属は優遇されてる感を抱くかもしれないが、それは違う。

あのような軍属用ハウスは、たとえばサウスベイ( LAの片田舎 )はロングビーチあたりに建ち並ぶ低所得者用住宅と代わり映えのない質素なレベルだ。

ところが、では、そんなハウス群と対峙するかのように、せせこましくも過密なドメスティックな住宅群の、プライバシーもへったくれもない、そのいったいどこに古き武蔵野な佇まいがあるのか?

フェンス一枚を隔て、どう考えても、向こう側の方が、ある意味、武蔵野的に豊かにも文化的な営みがあるとしか…Hmm

( 向こう側は、本国に例えると低グレードな家屋。こちら側は、それよりもさらにプアとしか思えない隣家に密な営みは、まるでslumのようで、これが本当に先進国の姿かと疑いたくなる )

皮肉にも、摂取により却って武蔵野な趣が温存されている面もあるのではないだろうか。

( たとえば返還されたら、それは望むべき姿である反面、あっという間に開発業者の餌食になり、メタメタに開発され、醜悪な建売が林立するのは明らかでは? )

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武蔵野なサイクリングとは、土埃もしくは泥にまみれるということだろう。未舗装の地道を走ることに武蔵野的なサイクリングな一義が。

( まるで競い合うかのようなスポーツ的なダート走行の意味でなく、ツーリング・ランでの未舗装路走行の意味として )

土埃にも泥にもまみれない、舗装整備された区画のみの走行は、国木田独歩の着想に習えば、それは武蔵野的なサイクリングとは言い難い。

追記。90年代には、そんなフェンスの向こう側に毎週末通ってた。軍属用の宿泊棟を利用したことも幾度かある( なので、外観のみでなく、屋内環境も少しは把握 )。

特に基地のレクリエーション・エリアは特集な空間で、都心から近距離にもかかわらず、濃密な自然が温存されている( ほぼ敗戦時ママの状態 )。

前述のように、摂取により、当時ママの広大な自然景観が現存するのだ( ほんと皮肉なんだけど、基地が自然保護に一役買う一面があるのだ )。

なんかおかしくねぇか? 駐留軍の方が、あるがままの自然を活用( 居住-レクリエーション・エリアにおいては )。それに対してドメスティックでは、整備な方便で伐採-舗装が繰り返されている。

本来、ママの自然活用はドメスティックな御家芸のはず。高度経済成長以降、この国の都市設計はランドスケープなる概念を喪失したとしか思えない。

追記。隣宅と密な郊外の軒並みは、まるでslumと例えたが、他の先進国諸国の郊外居住環境に鑑みれば、それは、そうとしか言えないだろう。

( 建売群の多くには、お隣を監視するという陰惨な設計思想があるのでは? としか思えないほどに密 )

ただ、住まわれている方がまでもがプアと評するものではない。そんな選択肢しか提示し得ない行政と大手デベロッパーがプアなのだ。

端的な例は公共の駐輪場。よく見られる前後車輪下部を仮固定な駐輪設備は、リムがいかれる要因であろうし、また、隣に駐輪な個体との接触もママある( 有料にもかかわらず、間隔が過密 )。

そんなジャンクヤード製造機かのような駐輪設備は、それに認可を下した奉行と、そのデザイナーも、どうかしてるとしか。文化の育成=モノを大切に扱うという心が欠損してるのではないか。

自転車とは恐ろしいモノで、その扱いには、その国の文化レベルが顕著に現れるのだ。

はばかりながらサイクリング

戒厳令解除。はばかりながら明六ツの森を逍遥、超早朝サイクリング復活。しかし山行は自粛ママ。

解除と言っても、そもそも都の指針が怪しい→依然、科学的エビデンスが提示されてない。またデータに矛盾→数字のマジック。所詮アラートもbluff。

( 規定値を超えてもアラートを躊躇、それではなんのための規定? 発令により実はなんら具体的な戦術もないことが明らかになり、すなわちそれは保証も曖昧に責任放棄に近い実態の露見を恐れてではないか? であるならば、もう自己判断に自己防衛しかないだろう )

だが、なによりもおかしい、矛盾に満ちてるのは、与野党に大手メディアともに隣国Governmentの責任を追及しない点だ。

( わかりやすい図式だと思うのは、ABE攻撃に固執する反面、なぜか、隣国-Gには寛容なpandahuggerの存在 )

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深夜、もぞもぞと起き出して、めんどくせぇなぁとかも思いつつ、えいやっと走り出す。

( 否、ほんと毎度なんだが、めんどくさい。ところが不思議なもので、5kmも走れば調子が出てくる。それもわかってるんで、無理にでも出立しちゃう )

真夜中、まあ他には誰もいないようなルートファインディングで、俺、なにやってんだ? とかも思うのだが…Hmm

とにかく真っ暗闇な裏街道をサーッと流す。そして森林地帯にかかると、あー、いいなぁ…走りにきて良かったと、つくづく思う。

( 最近乗ってる車両が特殊なハブでフリー音がしない。そのため無音走行に近い。それで流していると闇に包まれるかのような、まるで路上に溶け込むかのような錯覚が )

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明六ツの森に入ると、なにするわけでもなく、なんとなく日の出まで、そうだなぁ、鳥のさえずりに耳を傾け、ただポーッとしてる。

朝靄の中、なんやら、すーっとする。やはりもちろん他には誰もいない。やや陰影が際立つほどにあたりが明るくなると、また自転車にまたがり朝日を浴びながら都心部に帰還。

それだけなのだけれど、これが、明六ツころの自然に接するのが効く。それはメンタル面がリセットされるかのような感覚だろうか。

( 出立が面倒と例えたが、実はそれよりも帰るのが嫌に。要は森から出たくない、ママに留まりたい )

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ただ自転車で走ることには興味がない。何時に( 明六ツころ )、単独で、どこを( 自然前提に )通るか、その総体としてのサイクリングな趣旨( フィットネス効果+ファッションと言うかスタイル )。

流派はポスト・ヴィンテージ系だが、端的には、セットが出ていれば現代的な車両でもいい。ただしアップライトな鉄系サイクリング車に限るのだけれど。

それと50km弱な距離も手頃、走った感が( 自ずとエクササイズに )。そしてこの距離内では、体質的にトイレに寄らずに済む( TOILET PLUMEの回避 )。

追記。日本参加拒否の報道。この参加拒否は実質的にもNazi-Fascismの容認である。この国の国議はなにを考えてんだ!?

国際情勢に鑑みれば、すでにvirus後の世界はスタートしてる。その顕著な例がAntifaで、あれはSilent Invasionだ。

( Maoism→Bund→Antifaって、Cominternじゃん! しかし腐敗し切った国内メディアがそれを伝えることはない…Hmm )

それにしても頓珍漢。今、世界で最もHuman Rights黙殺およびConstitutional Rights弾圧は隣国-Gだ。でも、それに対する抗議なアクションが国内ではなぜか盛り上がりに欠けたママだ。

( 古い絵本に載っていた話だ。白黒熊の集団がARR通過、そして神隠しに。ただイミグレの記録は残る。しばらくしてDEP通過、この記録も残るが奉行所はそれを伏せたので、あの集団の目論見は謎ママ。ところでなぜか、その滞在を歓迎するかのようなタイミングで指定症の指定が行われた。まるで無料ママに、この国の年貢で治癒なプロット。だから国籍データを明かせと言うのだ )

追記。新たな方針決定だそうで、それはデータを明かさない=科学的エビデンス隠匿戦術。つまり端的には”雰囲気”で察して! 呆れた( そもそもなに一つ公約を実行してないんだが… 内幕を描いた「女帝」は、帝都民には必読な驚愕の内容 )。

連日の発表、特にこのようなケースでは故人の数を見るのが基本。それで、気づかれた方も多いだろう、あれは大本営発表なフェイクに近い。サンプリングにバイアスの疑念が( たとえば母集団の属性不明 )、その点が例によって例の如しの御都合主義でエビデンスが謎のママ。おそらくは検証に耐え得るエビデンスが存在しないため明かせないのだろう。

追記。7/7のAFP時事( エビデンスは”It is Time to Address Airborne Transmission of COVID-19“)。

要約。現在のいわゆる社会的距離の値は不十分→実際には空気中を数十メートル移動→それにより感染な可能性が。

( 詳細はOxford AcademicのサイトでPDFファイルがDL可能なので目を通していただければ )

この距離に関しては、以前「6feet may not be enough distance to stop the spread of coronavirus,experts say」を紹介したように、そりゃそうだ! な、感想しかない。

Oxford Academicの警鐘をママに受ければ、ハイ終了、23区内での昼間の外出は無理! としか…Hmm

しかしまあ… マスク一色な街の様は、民俗学をかじった方は想起しただろう、そう、まるで鎌倉-室町の異類異形( 裹頭 )のようだ。

追記。つい先日、Fox NewsがLi-Meng Yan氏のリークをスクープしたが、重大なニュースにもかかわらず国内大手メディアでは報道されてない。

( エビデンスは”I know how they treat whistleblowers”で、これはYouTube上にもインタビューがUPされてる )

まあ御上に迎合な有識者とメディアには期待もしていないが、それにしても真のジャーナリズムがこの国にはあるのだろうか?

戒厳令の夜( 東京50kmサイクリング )

フィットネスの必要性についても述べてきたが( 運動による免疫力UP、それがメンタル面に及ぼす影響 )、平たく言えばストレスの解放だ。

出口戦略を示さずにStay Home一辺倒に我慢などというのは、都民のメンタルケアを軽んじてるとしか。人はそんな単純なものではない。

官僚幕府がメンタルケアの面倒までは見てくれない以上、状況に鑑み、自己自身に即したフィットネスを知っておく必要があるだろう。

でないとカオスのような帝都内でのサバイブは厳しい。このなんたら騒動以前、ストレスに押しつぶされてしまうのではないだろうか。

さて、対人距離の確保=ソーシャルディスタンシングなサイクリングには、真夜中に走るしかない。

結論から述べると、誰にも出会わない、なにものにもふれない都内50kmサイクリングは可能。

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4/6深夜( 4/7 )、戒厳令発令前夜。気温9度前後、晴。走行距離約50km。

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4/7深夜( 4/8 )、戒厳令発令。気温9度前後、晴。走行距離約50km。

戒厳令のスタート時刻は、「官報」に告示された時点だそうだ( 深夜0時というわけじゃない。これは首相の答弁で知った )。

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4/8深夜( 4/9 )、ストロベリームーンの夜。気温10度前後、晴、やや風が。走行距離約50km。

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4/9深夜( 4/10 )、戒厳令下三夜目。気温8度前後、曇り。走行距離約50km。

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4/10深夜( 4/11 )、戒厳令下四夜目。気温7度前後、晴。走行距離約50km。

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4/11深夜( 4/12 )、戒厳令下五夜目。気温8度前後、23区内は小雨、山沿いは曇り。

小雨にためらう。予報では明日が本降り… えーい! 行っちまえ! 丘陵地帯に入るとドライであった。

4/12( 4/13 )、戒厳令下六夜目。雨、本降り。インターバル。基本、20度以下の雨の日には走らない。

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4/13( 4/14 )、戒厳令下七夜目。気温8度前後、晴。走行距離約50km。

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4/14( 4/15 )、戒厳令下八夜目。気温7度前後、晴。走行距離約50km。

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4/15( 4/16 )、戒厳令下九夜目。気温10度前後、曇り。走行距離約50km。

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4/16( 4/17 )、戒厳令下十夜目。気温9度前後、曇り。走行距離約50km。

4/17( 4/18 )、戒厳令下十一夜目。雨、本降り。インターバル。

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4/18( 4/19 )、戒厳令下十二夜目。気温10度前後、晴。走行距離約50km。

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4/19( 4/20 )、十三夜。気温10度前後、曇り。走行距離約40km。

丘陵地帯にかかる、ん? 雨!? バイパスに乗り換え、かるく流して帰る。

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4/20( 4/21 )、十四夜。気温9度前後、真夜中は晴。走行距離約50km。

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4/21( 4/22 )、十五夜。気温11度前後、曇り。やや肌寒い明六ツ。走行距離約50km。

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4/22( 4/23 )、9度前後。こと座流星群の夜、しかし小雨、明六ツは晴。走行距離約50km。

小雨にためらうが、行っちまえ! が! 道路封鎖!? なにやら物々しい雰囲気。年貢の納め時と腹を括り… あっけなく迂回。事故-事件の臨時処置のようだ。

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4/23( 4/24 )、十七夜。約50km。

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4/24( 4/25 )、十八夜。6度前後、晴。約50km。

帰路、明六ツ、すれ違うランナーの数が多い? あ、週末かぁ… 戒厳令下の休業体制で曜日感覚が麻痺。

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4/25( 4/26 )、十九夜。11度前後、晴。約50km。

昨日より5度も高いが、なのだが、明六ツはやや肌寒い。

4/26( 4/27 )、二十夜。13度前後、曇り。約8km。数キロでマシントラブル、マイナートラブルだが即断即決でUターン。

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4/27( 4/28 )、二十一夜。9度前後、夜半まで雨、真夜中は晴。山沿いはガスガス。約50km。

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4/28( 4/29 )、二十二夜。10度前後、晴。約50km。

NIIDによると、国内での感染拡大は隣国→Western経路によるものと判明。つまりABE政権の初期対応はほぼ正しかった。

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4/29( 4/30 )、二十三夜。12度前後、晴。イレギュラーなルートで約40km。

緊急事態宣言延長の話題。この状況は夏ころまでつづくのだろうか?

( 夏に終息云々ではなく、経済的に、またメンタル的にもたないと思われるので、なし崩し的に解除では? )

実は、死者数は公表数の6割増という分析結果がFinancial Timesに。

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4/30( 5/1 )、二十四夜。15度前後、晴。約50km。

ようやくABEノマスクが届く。そのなんたらが話題に上ってるが、知るほどに矛盾-疑念が。

( 欧州では粗悪マスクが大問題なのに、なぜに詳細を伏せる? )

それにしても2nd-floorなどpandahugger派の発言にイラつく。

5/1( 5/2 )、八十八夜。15度前後、晴。約3km。数キロでマシントラブル、先日のアレだ。即断即決Uターン。

ほぼエクササイズなサイクリング用として、年間平均1万キロはこの車体で走るんです。トータルではそろそろ10万キロに達するはず。

で、それほどに乗り込むと、おおかたのトラブルは経験済み、なおかつ次にくるトラブルの予想もつく。

否、だったら事前に対処なのだが、なんとか6日まで走り、それで一旦OHと… だが、そう、もたなかった。

原因は明白、そのための部品もあるということで急々に修理+テスト飛行。

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5/2( 5/3 )、二十六夜。16度前後、晴。約50km。

今度はヘッドライトのステーがイカれた。ガタガタ未舗装路の走行が要因。帰宅後急々に修理、趣味の溶接で復活。

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5/3( 5/4 )、二十七夜。17度前後、曇り-山沿は雨-帰路は小雨。約50km。

近所の路地で狸とニアミス、実は23区内にはけっこうな数の狸が生息しているそうだ。

あと3日( 三夜 )。くたばれ隣国Comintern!

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5/4( 5/5 )、二十八夜。17度前後、晴。約50km。

緊急事態措置の延長決定→5/31まで。帰路、明方にまた狸と遭遇。狸も大変そうだなぁ…と。

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5/5( 5/6 )、みずがめ座流星群の夜。16度前後、小雨-山沿いは曇り。約40km。

深夜、まるで吸い寄せられるように森の中に入る( 山行の禁断症状? )。散策路を徒歩ペースで流す。

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5/6( 5/7 )、戒厳令下三十夜目。14度前後。深夜、強風により急速に晴れ渡る。約50km。

当初の予定では、緊急事態宣言はこの日まで。

31日間で27日走行、トータル約1300km。雨でインターバル2日、マシントラブルなエスケープ2日。

( ちなみに私の場合、27日間で約1300km走行は低負荷なゆるいサイクリング。2000超では高負荷に )

振り返ればあっという間の1ヶ月。それにしても幸い体調は好調なだけに、まるで狐につままれたような?

約50kmの距離は、体質的に、この範囲内であれば乗りっぱなしが可能。つまり出発-帰還において車体以外のものには一切ふれてない。

( 50km超えると、たとえばトイレが問題に→TOILET PLUME )

そして真夜中走行で却って強く意識したのは、昼間に不要不急の外出無理! 私の住むエリアで昼間にソーシャルディスタンシングを意識すると、実質、家から出れない。

気温は自宅付近。実際には海もしくは山方面を目指すので、たとえば東京BAYは海風で1度低い感覚、山沿いは明らかに1-2度低い。

ベースレイヤーは夏用、三季用クロップドにライディング用ゲーターは春夏用、夏用のカットソー、ホームスパンのハンチング、三季用革手、アノラック( ヤッケ )、そしてマスク兼用バラクラバ。

( アノラックはペラペラの薄手だが、あるとないとでは大違い。ちなみにスポーツ用。ホームセンターなどで販売されてる作業用ヤッケとの違いは、スポーツ用はサラリとしてる点。安い作業用は肌にまとわりつくのが不快 )

4/6-5/6まで連日このスタイルで走行は、ほぼ例年ママ。車体も特に変更なし。ただ、平時の超早朝サイクリングと異なり、今回は真夜中の走行only、やや強力なバッテリー式ヘッドライトを使用。

( 真っ暗闇で路面が荒れている状況では、私なりの見立ては、広角で、いわゆる80ルーメンは最低でも欲しいところ )

アプローチはともかく、森林地帯にかかると舗装路ではあるが街灯なし。見事なほどの暗闇が数キロつづく、そこでのバイオフォビア[biophobia]なサイクリングに魅了される。

なので真夜中に走ると例えても市街地走行に魅かれてるわけではなく、やはり自然に接する準林道的な道が面白い。市街地のみでは、ここまでつづかないだろう。

( でもまあ自転車で走るのが趣味ではなく、登山自粛でやむなくこんなことしてるわけで…Hmm )

リスクは? ある。それは猪。かなりデカイのが( 経験済み )。でもKUMAの報告例はないので数百倍マシ。

ダイエット目的じゃない、カロリー制限なし。おそらく平均3000カロリー摂取。それと必ず、免疫UPに効果があるとされているものは摂取。

さて緊急事態宣言は、そう、延長! 想定内だが、いいかげん官僚幕府の後手な対応にムカついてきた。経済的にも憂慮すべき事態だろう。

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サイクリングの社会的距離( ソーシャルディスタンシング )

前回参照な”Urban Physics and Wind Engineering“にUPの”Towards aerodynamically equivalent COVID19 1.5m social distancing for walking and running”から引きつづき。

アイントホーフェン工科大学[TU/e]のバルト・ブロッケン教授[Prof.dr.ir.Bert Blocken]らによるレポートで、CFDシミュレーション( 数値流体力学なんたら )に基づくが、医学的なものではない。

呼吸-くしゃみ-咳により空気中にとどまる粒子の、いわゆるスリップストリーム効果での拡散をCFDシミュレーションでのデータを基にグラフィカルに説明するもので、それ以上でもそれ以下でもない。

今回のWuhanなんたら騒動に際し、数値流体力学のスタンスから有用なデータが提供できればという、平たく言えば、ブロッケン教授TEAMの好意により急々に公開された、査読されていない論文だ。

(→「modest contribution by engineers/ aerodynamicists to help a bit in the worldwide fight against Covid‐19」というミッション )

で、先にCDCが示したソーシャルディスタンシング値の約1.8m( 6feet )は静的な状況。では、動的な値を示そうというものだが、風向きなどの自然事象は除外されてる。

以下引用「In the absence of head wind,tail wind and cross-wind,for walking fast at 4km/h this distance is about 5m and for running at 14.4km/h this distance is about 10m.」引用以上。

意訳。風の影響を考えない前提で、時速4kmの歩行で約5mの社会的距離、時速14.4kmのランニングで約10mの社会的距離が。

( 国内外の自転車系サイトで紹介されているサイクリングのソーシャルディスタンシング値は、ほぼ全てこの値がエビデンスと思われる )

自転車に例えると、時速14.4kmとはギヤ比2.23前後の軽快車( 650Aのママさん自転車 )を平地で絶えず漕いでる状況に近い。時速14.4kmのランナーって、サブスリーペースな速い方では?

風の影響を考えない前提とあるように、ではこの値も現実の屋外走行に即さないものであり、やはり目安でしか( 風土にもよるし、現実の路上で全くの無風的状況は考え難い )。

しかも最初に”医学的なものではない”と紹介したように、このデータはあくまでもスリップストリーム下でのovercrowdingの可能性を暗示するもの。添付のグラフィックも、virus拡散を説明するものではない。

ところがレポートに添付のグラフィックは、わかりやすいだけに、ちょっとしたセンセーションを巻き起こし論争の的に( 海外のサイトを参照すると、たとえばWIRED→「Are Running or Cycling Actually Risks for Spreading Covid-19?」)。

実は専門家の間でも賛否両論あるようで、このレポートを参照したと思われる国内メディアの記事では、その賛否両論な点までは紹介されてないようだ。

このようなデータの公開は却って誤った知識を広めるとの見解も。原文では”irresponsible”と手厳しいが、もっともではないか( CBC→「How safe are running and cycling amid COVID-19 measures?」)。

その逆、virusには不明な点が多く、あらゆる可能性を模索するにおいてこのようなデータの公開は有意義との見解も。これはこれで、やはりもっともな意見ではないだろうか。

( 値の提示は数字が一人歩きする危うさもあるが、急々の事態に情緒的な説明ほど役に立たないものはないし、具体的な値を示した点は評価されるべきではないか。また医学的エビデンスに基づくものではないとしても、数値流体力学のスペシャリストであることは確かなので )

混乱も招くであろうデータで、たとえば強い横風な状況下で対抗車両とすれ違うようなケースでは、このようなデータ原理主義的になると、そもそも避けようがない細い道では、まごついてしまうだろう。

( 繰り返すが、ブロッケン教授TEAMのレポートはスリップストリームの値。virusの医学的なんたらじゃない。ただ、過密な環境でのサイクリングに例えると、低速でのスリップストリーム的状況はよくあるんで、その意味では大いに参考に )

参照のCBCのレポートにも、ブロッケン教授TEAMのグラフィックはインパクトがあるだけに、Stay at Home従属派と、それでも外出派との間に軋轢が生じる得るのではないかという見解も。

( 都市部の屋外エクササイズでデータにあるような値を保つには無理があるため、自ずと自粛せざるを得ない。それに従う者にしてみれば、オレはStay at Home Orderなのに、なんでアイツは外出してるんだ? 許せん! な、というニュアンスだと思う。でもこれに関してはブロッケン教授TEAMのレポート関係なくないか? )

スリップストリーム効果は現実のもの、また、virus蔓延も現実だ。たとえば前方にマスク不使用でしかもキャリアのサイクリストが、それに後方-真後ろから接近、その瞬間、前方のサイクリストが咳を、すると後方のサイクリストはvirusまみれなスリップストリームに入ることに。

( たとえば30km巡航な先行のロードレーサーの咳の飛沫は0.5秒以上空気中にとどまる、それにドラフティングな後方のロードレーサーはその飛沫な空気に約0.24秒で到達し得るそうだ )

その後方のサイクリストはマスク着用でも、ゴーグル不使用な場合、virusまみれなスリップストリームに入ることで目の粘膜を介して感染な可能性が。もちろんそれはランナーでも同等。

( 参考。日本眼科医会→「どのようにして目から新型コロナウイルスが感染するのですか?」より以下引用「新型コロナウイルスに感染した方の咳やくしゃみ、しゃべっているときの唾液(つば)に含まれるウイルスがあなたの顔にかかった場合、目の粘膜(結膜)からウイルスが体の中に入る(ウイルスに感染する)可能性があります-後略」引用以上 )

( 参考2。日本眼科医会→「眼鏡やゴーグルを使えば、感染から目を守れるでしょうか?」より以下引用「眼鏡やゴーグルを装用すれば新型コロナウイルスの飛入を、ある程度は抑えることができますが、完全ではありません。レンズのない側面や上下の隙間から、ウイルスが侵入する可能性があります-後略」引用以上 )

それを避けるには? その場-その瞬間の大気とサイクリストとの関係は想定不可能っうか、まるで高度な訓練を受けたスナイパーの如く風を読まないとダメじゃん!

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完全に避ける方法があるとすれば、そもそも誰もいない状況下を単独で走るしかないだろう。まあ昼間の23区内では厳しい、だからStay at Homeなのだろう。

ランナーとの比較では、自転車には多少の分があって、それは車道を走る点。車道走行onlyでは、せせこましい路地また歩道でのovercrowdingも回避可能だが…

ただ、私の環境では、車道と歩道との境界が曖昧な狭い道区間がけっこうあって、そう単純に車道走行onlyとはいかない。やはり真夜中限定走行以外には術がない。

( 考えるほどに、確かにソーシャルディスタンシング値は目安になるが、それが保てない都市環境である以上、ソーシャルディスタンシング値=昼間の外出無理! としか…)

それで実際、この数週間深夜走行を重ねてみて、高確率でovercrowdingは回避。そりゃそうだ、だって真夜中は誰もいないもん。

( 高確率というのは、多少ニアミスが。緊急事態宣言下にもかかわらず、無灯火走行の輩が飛び出してきたことが、その回避にまごついた )

さらに具体的な( 現実に即した )ソーシャルディスタンシングに関しては、現在スパコン富岳でのシミュレーションが試みられているそうで、その結果が待たれる。

それと小さな発見で、SNSで気づいたのだが、ランナーの方はマスク苦しいようだ。マスクは、サイクリング時の必須アイテムの一つなんです。

今回の騒動に関係なく、車道走行での排ガス除けとして、ルートファインディング次第では夏でも着用。なので苦しいという発想からしてなかった。

( 夏季の排ガス対策で悩んだ末、息苦しさ軽減にカスタムしたマスク的スカーフを長年愛用。さらに初夏の山行でのブヨ対策にもバラクラバと、そんなグッズのストックがあるんで、今回の品切れ騒動でも特に困らなかった )

そのマスクなどの医療品、隣国Governmentによる買い占めが噂されていたが、そのエビデンス( 税関データ )が明らかに( →国家貿易委員会ピーター・ナバロ )。

医療品の件はGlobal Newsにも詳細が→「United Front groups in Canada helped Beijing stockpile coronavirus safety supplies」。

また、いわゆるマスク外交の推進では、あまりにも欠陥-不良品が多いため欧州では総スカン-拒否。ところがマスクのみでも、すでに国内には1300万枚以上が輸入されてる。

では、欧州では拒否されたような、その輸入医療品、国内ではどのように流通してるのか謎!? なぜか、そこが国内ではほぼ報道されてないし、詳細も明かされてない…Hmm

とにかく医療品購入の際は、信頼のおける薬局で国産品を選択することだ。特に現在、怪しげな商品が大量に出回ってるんで注意したい。

追記。今、外出自粛ムードの中、制約はあっても、overcrowding回避がわりとたやすい自転車派は恵まれてると思うんです。

自己完結な乗り物だけに、このような非常時にも強いというか、なんとかなる( 状況に応じたリスク回避が可能な柔軟な乗り物で、たとえばイザとなれば担ぎでも前進できる )。

さらに強力なvirusの蔓延、また先の311のような過度な放射性物質に汚染されたら、自転車どころじゃない。

追記2。14.4km/hで10mについて。私の場合、パスハンターもしくはロードスター系でのサイクリング。ともにマイルドなギヤ比では( すっ飛ばしたりしないので高速用ギヤそのものを付けてない )、たとえば15km/hは現実的。それで先行車両との車間10-20mは、車道走行onlyでは、さほど難しい話ではない。

( これ、おそらくドラフティング前提なグループ走行派が直面な問題では? )

ブロッケン教授TEAMのレポートでの重要なポイントは、車間距離なんたら以上に、ポジションをいかにとるか。端的にはスリップストリームに入らなければよいわけで、添付のグラフィックでも明らかなように、その前提では( 無風的では )斜め後ろもしくは並走が好ましい。

つまり自転車ソーシャルディスタンシングでは車間距離の値のみに注目されがちだが、+相対的位置も重要なのだ。そこがたとえば都内では大問題、斜め後ろもしくは並走可能という幅広な自転車専用レーンはほぼ存在しない( 国内道路行政は自転車に対しては無茶苦茶-最低! )。

自転車なんたら協会の掲げるガイドラインは、たいていは、お行儀よくな一列走行であり、このvirus問題においては、ブロッケン教授TEAMの提唱とは真逆に近い。

追記3。CDCが示した値、またブロッケン教授TEAMによる提唱など、現実的云々はともかく、少なくとも科学的エビデンスに基づくんですね。

で、依然、たとえば国内ニュースサイトでは、屋外エクササイズでのソーシャルディスタンスについてな解説が試みられているが、それが…ちっとも科学的じゃない…Hmm

コンテンポラリーなスポーツって科学的なものじゃないのか? ところが、識者により微妙に異なる何メートルな距離間隔の講釈にはエビデンスがない。

( 何メートル開けましょうという解説の、その何メートルな値の科学的エビデンスは? まさか雰囲気で語ってるわけではないだろうに。プライマリな指針ではそんな面もあるかもしれないが、もう半年にかかろうかというセカンダリな段階。しかも飛沫感染そのものは既知の事柄、今回の騒動が初めではない )

エビデンス示さないママ、そのような説明がなされることで混乱が生じるんだよ。スポーツ科学なんたらを唱えるならエビデンスに基づく値を提示してほしい。

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戒厳令下のサイクリング

今、帝都は緊急事態宣言下に、だが、強制力はない( そこは改憲を曖昧にしてきたツケでも、そもそもNew Dealerによる”植民地法”であるにもかかわらずだ! )。

今回のWuhanなんたらには謎が多い、でも、確実なことも。その一つはソーシャルディスタンシングなる防御策だろうか。

また、そのなんたら以前、メンタルケア( need to organize my mind )に適度な運動が有用なのも確かだ。すなわちそれがフィットネスでも。

そして近年、フィットネス系の研究ではバイオフィリアに注目が。国内に例えても、森林セラピーなどなど( ちなみにこれはE.O.ウィルソン派生のバイオフィリア、フロム派とはまた別物 )。

martiallaw-cycling

サクッと説明。運動は必須、では、その運動は、より深い自然の中で、単独で行うほど効果的であるというような研究が進められているそうだ。

( なのでたとえば都心部のせせこましいジムよりも、トレランなどの自然の中でのエクササイズの方がフィットネス効果は高いとされている )

まあ、バイオフィリアはともかく、なぜにフィットネスかというと、Stay Home!を掲げても、いわゆるウサギ小屋と揶揄される環境ではストレスが増すばかり=メンタル面。

( その対策としてもバイオフィリアに最注目… 一応、その分野での研究では日本は最先端だそうだが、現状、それが都市部の居住環境に活かされているとは思えない )

しかし、官僚幕府には( 現時点では )、そんなメンタルヘルスに関するアナウンスは一切ない…Mmm では、すでに戒厳令下にある先進国に倣おうと考えた。

そこで注目なのは英国だ。

( 北米大陸の場合、渡米経験からも、風土の差異が大きい、このようなケースではあまり参考にならんと感じてた。それで同じ島国である英国に注目 )

英国公式GOV.UKの「Coronavirus (COVID-19): what you need to do」の「 When am I allowed to leave the house?」の項から引用。

「one form of exercise a day,for example a run,walk,or cycle – alone or with members of your household」引用以上。

意訳。エクササイズでのサイクリングは1日に1回であれば可。ただし、”alone”もしくは”household”な限定だ。

( 友人との仲良し走行、また、サイクリング・チームなどでのグループ走行は禁止 )

また、先に、フランス( パリ市内 )での日中のジョギング禁止に関するニュースが国内メディアでも紹介された。

以下、www.thelocal.fr/なる欧州ではメジャーなトランスレートサイト参照( フレンチさっぱりなんで )。

「French local authorities follow Paris in imposing daytime jogging ban」の項から引用。

「People are now only permitted to exercise outside the home once a day, for one hour and are not allowed to venture more than 1km from their home.」引用以上。

意訳。1日に1回のみ屋外運動( エクササイズ )が可能。ただし、自宅から1km圏内に限定される。

そして後「it was announced that anyone wanting to go for a run or other individual exercise would have to do so before 10am or after 7pm at night」に。

これが国内でも報道された、10時-19時はジョギング禁止のニュースだ。つまりジョギングなど屋外運動を全面的に禁止するものではないし、その時間帯でも散歩での外出は可能。

( →「not to dog walkers or people taking a short walk with members of their household.」)

また、運動および散歩のための外出が可能でも、あくまでも戒厳令下。封鎖に、夜間外出禁止令が敷かれるケースもと、そこはエリアごとに異なるのでローカルルールを調べるしかないだろう。

さらに、外出に際しては、行動計画書を所持する必要があるようだ( 簡易的なものだと思う、この件は海外のSNSに投稿されていた )。

さて、パリ市内でのサイクリングに関しては、以下引用。

「Cycling for exercise is banned altogether – although cycling to work or the supermarket is still allowed – and all group sports such as football are banned.」引用以上。

通勤もしくは買い物での自転車使用は可。しかし、サイクリングは禁止。そしてグループスポーツは全面的に禁止。

英国とフランス、風土の違い、また感染の広がり方も異なるので一概には言えないが、注目は、いずれも、Stay at Homeは前提に、それでも”屋外でのエクササイズが認められている”点だ。

( 戒厳令下でも、参照のように、他の先進国では、制約はあるが、屋外エクササイズが認められているという点が国内大手メディアでは全く紹介されてない )

ましてこのせせこましい23区内では、メンタルケアでのフィットネスに鑑みるに、Stay Home一辺倒でメンタル面が保てるとは思えない。

( 発令2週間後、国内でも「屋外で1人で散歩するのは近くに人がいなければ問題ない-後略-」また「ジョギングは少人数で、また公園は空いた時間・場所を選ぶ」という屋外エクササイズ容認の公な見解が示された )

で、Stay at Homeは、要は、自宅外での他者との接触=過密な状況( overcrowding )、また、なんらかにふれるなどなど( たとえば階段の手すりとか )、そんな感染拡大の要因となり得る行為の回避に。

マスク効果に関してはCDCのQ&Aがわかりやすい。CDCはマスク奨励だが、あくまでも追加処置、つまりソーシャルディスタンス+マスク。そしてこれは無症状な感染者を対象としたものだ。

するとでは、やはり自らが感染してるかがポイントに…Mmm わからん! わからんのだから、とりあえずマスクするというのが私のスタンス。

また、BMA( 英国医師協会 )はマスク必須の方向で、これは25日付のThe Daily Telegraphが報じてる。

( →「All key workers must get masks and public should cover faces, says BMA」)

なんやら調べるほど… 医師により見解が異なると感じた。やはり謎な点が多く、決定打ともなる防御策はソーシャルディスタンシングしかないのだろうか?

では、リスクの軽減が可能なエクササイズ方法で、なおかつ( 可能な範囲で )バイオフィリアなフィットネスを心がけるには…?

( もちろん自分のライフスタイルに見合うもの、無理なく、自然と行える手法、じゃないとつづかないし、こんな時にストレスをかけるようなエクササイズもいかがなものかと )

こりゃ、人が絶えた時間帯に、そもそも人気のない裏街道を走るしかないぁ… だが、幸い”3ヶ月連続2000km走行( 自転車で! )“で紹介したように、そんな条件を満たすルートファインディングのデータもある。

martial-law

あの手この手で、緊急事態宣言下をサバイブしたろうじゃんかと!

ちなみに実は大昔、伝染病学の授業を受けてたという履歴が… 授業内容はキレイさっぱり忘れたbluffだが、でも一般の方より多少はsensitiveかと…Hmm

追記。

屋外エクササイズでのトラブル-事故に関しては、そこは自宅でのエクササイズでもトラブルは起こり得る。でも、他者を巻き込む可能性は軽減されるだろう。

だからこそリスク回避に、たとえばサイクリングなどせず、Stay at Homeママ終息まで我慢、と、それって考え甘くないか?

vaccine完成まで、どう考えてもあと1年は( エビデンスはCDCにNIAID )。つまりそれまで緊急事態宣言的な状況はつづくだろう。

帝都内で、窮屈な居住環境の場合、仮に1年のStay Homeな長期戦、しかもGovernmentは後手後手( 保証の問題に例えても )、それでメンタル面が保てるのだろうか?

virus問題を軽んじて屋外エクササイズを楽しむのではなく、その逆、慎重に考えるほど、この長期戦をサバイブするには、なんらかの屋外フィットネスは必須では? でなければメンタルの崩壊を招くのではないか。

( なぜにメンタル面と屋外フィットネスにこだわるかというと、それが免疫力と密接な関係にあるという有力説が。免疫力を高めるためにも運動が有効とされてるし、それが屋外-自然に接する環境で行われるほど効果的とされている。そして講釈たれるまでもなく、virus戦に勝つには免疫力UPは必須 )

だいたい、都の方針も科学的にどうなのか? 最近、リテールストアの入場制限が話題に、が、その以前、発令の時点で、たとえば混雑時の公共交通機関での乗車制限がなぜに無対策ママ?

OUM-Metro事件から学んだはずでは? その教訓で、このような事態において公共交通機関での対策は万全であろうと憶測してたが…Mmm

否、通常ダイヤには賛成。現場の方には頭が下がる。そこではなく、キャリア対策がなされていない点が大問題だと思うので。

( 女帝の言うことはもっともなようで、そもそも女帝は選挙公約をなに一つ実行していないに等しいのでは? まるで犬扱いなStay Homeなる言葉にしても帝都民をなんだと思ってるんだろう? )

リテールストア対策では( マスク品切れ問題も )、都が買い上げて配給制にすればいいじゃん。TAIWANで成功を収めたその手法が、なぜにこの国ではなされんのか?

ただ、そうは言っても、この国の官僚幕府に対する不満云々以上に、叩くべき相手は、結果的にvirus拡散を招いた隣国Governmentだろう。

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